常磐線チャレンジャーズネットワーク 公式ブログ

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茨城スマイルプロジェクト~「大地の花咲き」上映会 in 茨城(8月27日上映)

 常磐線チャレンジャーズネットワークです。

 今回は8月27日に水戸市で上映されますドキュメンタリー映画『大地の花咲き』について、実行委員会のメンバーのメッセージを携えてあらすじや上映の詳細につき、改めてお知らせいたします。

 

皆さん!こんにちは!
上映会の実行委員をしております。『あら、ド派手』と申します!
 
私はこの映画がきっかけで、支えてくれる周りの人に、ありがとうと感謝することが多くなりました!
人生の転機、キッカケとなれるような映画です!
会場でお待ちしております!

 

 映画のあらすじですが、以下の場所にあります。

http://ideanews.jp/archives/6829

「大地の花咲き」
出演/佐々木ファームとその仲間たち
制作/E・Eプロジェクト(岩崎靖子/小野敬広)
配給/NPO法人ハートオブミラクル
時間/90分

 

 5年前から、農薬や肥料を使わず、野菜が自分の力で成長していく農法にチャレンジしている佐々木ファーム。草原のような畑では、草と一緒にのびのび育つキャベツが見つかります。

  現社長の村上貴仁さんは、妻のさゆみさんの実家である佐々木ファームに夫婦で戻ってきて、農業を始めた人です。転職をして、農業を始めたばかりの頃は、「どんな人も食べない人はいないから、食べるものを作っていれば誰からも必要とされる職業につけるんだ」と夢と希望にあふれていたそうです。でも、出荷先の工場を見学して、自分たちの作ったレタスが洗われ、漂白されているのを見たり、大量に作った野菜が市場で余って、大量に破棄されたり焼却処分になっていたりするのを知って、大きな疑問を抱きます。

 「農業ってこんなもんですか?もっと誇り高い職業じゃないんですか?」

 理想に燃える若い貴仁さんと、近代農業を行う農家として経験を積んできた先代(さゆみさんのお父さん)とは、激しくぶつかりました。間にはさまって苦しむさゆみさん。畑を大事に思う気持ちは同じなのに、越えられない壁。ケンカが絶えず、家族はバラバラになりました。もう限界だと思ったある日のことです。

 4歳の息子、大地くんが珍しく「疲れた」と言って早く寝てしまったその日も、家族でケンカをしていたのだそうです。その最中に大地くんのことが気になったさゆみさんが見に行くと・・・

 「大地が息してない!」

 

 悪夢のような時間のなかで、なぜだかわからないけれど、「愛とともに生きる」「愛とともに生きる」という言葉が頭の中でリフレインしていたさゆみさんです。天国にお引越ししてしまった大地くんを病院から連れて帰ってきたときも、集まっていた家族や親族の間にはわだかまりが残っていました。それを見たさゆみさんはたまらなくなります。「これを大地は見てたんだ。これを大地は望まなかったんだ」

  さゆみさんはみんなを輪にして、手をつながせて言いました。

「大地、これが見たかったんでしょ。みんなに仲良くしてほしかったんでしょ。これからはみんなが手をつないで仲良くやっていくからね、それが約束なんだよね」

 みんながケンカをしていると、割って入ってみんなを笑わせたり、変な顔をしてふざけていた大地くん。この顔につられてみんなが思わずふきだして、和む。4歳の大地くんは、大好きなみんなに笑っていてほしかったのです。さゆみさんは思い出しました。天国にお引越しする1か月くらい前から、「大地が家族を守るから、大丈夫だよ、おかあちゃん」と大地くんが言っていたことを。みんなが寂しくないようにたくさんの絵を描いて壁に貼った大地くん。まだ字が書けないから紙に〇をいっぱい書いて「これはお金なんだよ、これを持ってたらお金に困らないから、大丈夫だからね」と”お金”を引き出しにいっぱい入れていた大地くん。

 今、さゆみさんは確信しています。大地くんの一番の願いは「みんなが喜んで生きること。笑って、みんな仲良く生きること」

 大地くんを失って1か月程泣き暮らし、あまりに涙を流したので、目がよく見えなくなっていたという貴仁さん。世界が色をなくして、なにもかもぼんやりとしたグレーに見えるようになっていたときに、貴仁さんは気が付きました。ひとつだけ見える色があることに。それは、緑色。外に立っている木の色。部屋の中の観葉植物の色。それだけがはっきり見えたのでした。

「ああ!生きてるからだ!いのちだから見えるんだ」

 木々も、花も、自分たちが育てている野菜も生きてる。貴仁さんは、それが、自分がいのちを育てる職業についていることがはっきりと分かった瞬間だったと話します。

 大地くんが天国にお引越してから5年後に、先代から社長の座を譲り受けた貴仁さん。そこから、野菜の力を信じる今の農法を始めます。自分は一貫して、いのちと一緒に生きていきたいと思ってると語る貴仁さんは、こう続けています。

「いのちを奪いたくないと最初は思ってたけど、いのちを奪うから薬を使えないっていうのも、なんかちょっと違うなって思ってたときに出てきたのが、”いのちと一緒に生きていきたい”だったんだよね。息子の大地の肉体は亡くしちゃったけど、この自分が立っている大地が、息子そのものだと思ったら、いのちに溢れてるなって。このいのちたちと生きていくために農業がやりたいって思えた」

 佐々木ファームでは、規格に満たないサイズの野菜も、あきらめずに活躍の場を探します。捨てられるはずのいのちが、輝く場所を探すのです。野菜の外側の葉っぱや使わない部分は土に返し、来年の野菜のための栄養になってもらう。雑草も、種をつけて次の世代を残すまでいのちを全うしてもらいます。枯れて土に返ってくれることで、肥料は入れなくてもよくなるのです。虫も、草も、大事な仲間。循環しているのです。

 肥料のような特別な栄養ももらわず、農薬で守ってもらわなくても、ちゃんと実をつける。花が咲き、種ができる。この自然界がずっとそうしてきたような循環。佐々木ファームは「永続可能型地球」の食部門担当だと、さゆみさんは言います。八方良しの、みんなが良くなるシステムじゃないとだめ。取り合う中に繁栄はないからと。

 「愛と喜びを循環するぞ!」

 映画を見た後で、この言葉は深く温かく胸にしみこんでいきます。大地に生きる仲間たちの言葉が素直に聞けるようになっていることに気が付きます。そうなったら、もうこの映画の初上映に行くしかありません。岩崎康子監督は今も撮影中。「初上映会ギリギリまで、佐々木ファームの笑顔も涙も撮り続けます」とのことですから、本編はますます素晴らしい映画になっているはずです。

(上記リンクより編集して引用しました)

http://ideanews.jp/archives/6745

 

 今回、岩崎監督をお招きし、水戸市で8月27日に上映されます。

 

第1部 13:00-15:00 映画「大地の花咲き」上映会(90分)

第2部 15:00-15:30 監督トークライブ

大地の花咲きの監督である岩崎靖子さんをお迎えし、トークライブを開催いたします。この映画を作った理由とは?さまざまなお話が聴けるはずです。

 

詳細

場所

常陽藝文センター 7F(茨城県水戸市三の丸1-5-18)

交通案内|常陽藝文センター

定員

300名様

日時

2016年8月27日(土)13:00〜15:30

参加費

一般  :1,500円
高校生 :1,000円
3歳以下:無料
※参加費は当日お支払いです。申し込み時に支払いは発生しません。

どなたでもご参加いただけます。

一度お申し込みいただいた方で追加のチケットを申し込みたい場合は
ibarakismileproject@gmail.comにお問い合わせください。

 

 まだまだ、チケットはございますので皆様、ふるって御覧ください。

 それ以上の感動がここにはあります。